Physiology

生理学も解剖学同様、最初に2年間で学ぶ基礎医学の一つ。人体を理解するための重要科目として、平易な英語で書かれた教科書を通読することには大きな意味があると思います。生理学の教科書には、生理学に特化したものと、生理学と解剖学を合わせたタイプのものがあります。医学部生は前者を使い、看護学や理学療法、作業療法を学ぶ方は後者を選ぶことが多いようです。

Physiology, 6e

通読できる生理学の書籍としては、Costanzo先生のPhysiologyをお薦めします。あくまでも医学部生が生理学分野を洋書で読むという観点からいえば、この程度のボリュームが一番適切な気がします。基本的な生理学概念を臓器・細胞レベルにおいて論理的かつ丁寧に解説する。クリアな図表、多数の計算式などを駆使し、難解な原理でも正しく理解できるよう工夫がされている。各チャプターにまとめと練習問題があり、USMLE試験の準備に最適なように構成されています。この書籍にもStudentConsultという電子書籍には学生向けFAQ、アニメーション解説、Costanzo博士のビデオチュートリアルなどが閲覧できます。以下はStudentConsultからのスクリーンショット。

 

この『コスタンゾ生理』には第3版を翻訳したコスタンゾ明解生理学もあります。上記の洋書は第6版なので、翻訳版はだいぶ古いですね。

更に上を目指したい方には、『コスタンゾ生理学』よりも下記のガイトン博士の生理学をお薦めします。ボリュームも価格もコスタンゾを上回りますが、アメリカでも定評のある生理学テキストです。

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