The Human Body in Health and Illness

解剖生理学は解剖学と生理学を組み合わせて学ぶ科目。理学療法士・作業療法士などを目指すコメディカル校や看護学校で教えられているようです。この分野の洋書には、Anatomy & Physiologyなどの名前がタイトルに付くことが多いようです。

The Human Body in Health and Illness, 5e

『健康時と疾患時の人体』というこの教科書は、カラフルな漫画、ユーモラスなイラスト、読みやすいアプローチがなされています。重要な用語と目標は、各章の冒頭にリスト表示されています。 全体的に平易な英語で書かれているため、読みやすく、更に解剖生理学の知識も同時に得られるとあって、医学英語の講座テキストとして利用している医学部もあると聞きます。このテキストにはEvolveという無料Web学習サービスが付属しており、練習問題やインタラクティブなアクティビティや演習、Body Spectrum Online Coloring Book、Audio Glossary(単語の発音が聞ける)などが含まれています。

 

 

 

 

本書には学習を補完するためのStudy Guideも用意されています。

Study Guide for The Human Body in Health and Illness, 5e

各章は3つのパートから構成されていて、マッチング、順序付け、ラベル付け、図表の読み取り、色付けの演習で基本をマスターしていくようになっています。多肢選択式のクイズやケーススタディなどにも挑戦して見てくだい

 

 

 

 

 

【New】ヒューマンボディ 原著第5版

The Human Body in Health and Illness, 5eの翻訳版が2017年12月末に刊行されるようです。9年ぶりの改訂だそうです。原書が4,5年で改訂されることを考えると随分スローペースです。この翻訳版には学習している臓器が身体全体のどこにあるのかをつかむためのイラストや解説が新たに追加されているそうなので、翻訳版を買う価値はありそうです。

また、この本には日本語版の電子書籍版も無料でついています。こちらはElsevier eLibraryという日本版専用の別のプラットフォームのようです。さらに!電子書籍版には、「各章に関わる疾患・障害」と「看護師国家試験過去問題集」がついているそうです。ということは、この翻訳版は、看護学部での利用を想定されているのですね。原書は医学部生の医学英語学習用に、翻訳版は解剖生理学の看護学生向けに、という位置づけなのかもしれません。

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