Medical Physiology, 3e
生理学の教科書としては、『ガイトン生理学』が特に有名ですが、このボロンも包括的な生理学テキストとして信頼されているテキストです。分子生物学的アプローチから各器官系の働きまでをカバーし、臨床に入ってからも利用できるようになっています。医学部生だけでなく、臨床医、研究者にも手元においておくべき生理学の定本といってよい思います。Student Consultが付いていますので、電子書籍版も利用できます。全文検索、レポートや資料作りには便利な画像ダウンロード、学習の理解を助けるアニメーションが閲覧できます。
【Student Consultより、Synthesis and recycling of synaptic vesicles and their content】
① ② ③ をそれぞれ押すと、詳しい解説が表示されます。
カラー版 ボロン ブールペープ 生理学
上記の原著とは版が違いますが、翻訳版が出ています。Amazonでの評価に「講義のネタ本としての使用法が良いようだ.学生が最初に読む本としては,取っつきにくい」とありますので、教科書というよりも参考書としての使い方がいいのかもしれません。
鯉淵典之先生の書評はこちら
やはり通読には『コスタンゾ生理学』がお薦めかな、と思います。