【基礎医学】おすすめ洋書教科書まとめ(分野別8冊)

【解剖学】

『「学生時代の基礎医学のなかで、もっとも役立った科目」に関する調査結果』(医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」にて2014年10月実施)によれば、回答者の約半数近くがもっとも役立った科目として解剖学と回答したそうです。「臨床に一番直結している」「手術するための基本」「今でも受けたい実習・講義は解剖学である」といった回答があったそうです。それだけ解剖学の教科書、アトラスは重要だということですね。以下の2冊にはそれぞれ翻訳版があるのもいいですね。

Gray’s Anatomy for Students

翻訳版の『グレイ解剖学 原著第3版』に関する現役医学生の素晴らしいレビュー記事がありましたのでご紹介します。熟読された学生さんだからこその感想が秀逸です。 グレイ解剖学を徹底レビュー!しっかり勉強するには最高の教科書です

 

Atlas of Human Anatomy

【生理学】

Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology

症状や病態を理解・推理するときに役立つという声も多い生理学ではやはり『ガイトン生理学』が一押しです。ガイトンにも翻訳版がありますが、原書が13版に対して11版と古いのであくまでも参考として利用するのがいいでしょう。

【病理学】

Robbins & Cotran Pathologic Basis of Disease

病理学ではやはりロビンズ&コトランですね。レヴューやフラッシュカードの関連書も豊富です。

【薬理学】

Rang & Dale’s Pharmacology

薬理学を学ぶ上で、必要とされる薬理情報が網羅されたテキストとしてはラング&デールが良いと思います。500問以上の多肢選択問題もついています。

【免疫学】

Cellular and Molecular Immunology

アバス先生の免疫学テキストは米国でもテキストとして広く採用されているベストセラーです。

【微生物学】

Basic Medical Microbiology

「Medical Microbiology」という大きな本があるのですが、昨年出たばかりの薄いテキスト、Basic版が通読するには良いと思います。

【組織学】

Histology and Cell Biology: An Introduction to Pathology

Introduction to Pathologyというサブタイトルからも分かるように病理学の入口として、組織学、細胞生物学をわかりやすく解説しているテキストです。